【簡単コーディネートテク】「アンダートーン」を意識して色合わせ上手になろう

ショッピングに行って、自分の手持ちのブラウスと合わせようと思って買ったスカートを、家に帰って実際に合わせてみたらなんだか色が合わなかった、という経験はありませんか?  

ちゃんと色のことも考慮して買ったのになぜ合わないのでしょうか。 



それは2つの洋服の「色の系統」が違うことが原因かもしれません。「色の系統」といっても赤や黄、青といった色の種類のことではありません。 

■色には「アンダートーン」というものがあることを知っていますか?
すべての色は黄色をベースにしたイエローアンダートーンの色と、青をベースにしたブルーアンダートーンの色にわけることができます。 

そしてイエローアンダートーンはイエローアンダートーン同士、ブルーアンダートーンはブルーアンダートーン同士で調和すると言われています。一見合うように思える配色でも、アンダートーンが違うとちぐはぐな印象をつくりかねません。 

ではイエローアンダートーン、ブルーアンダートーンにはどんな色があるのでしょうか。

左がイエローアンダートーンの色、右がブルーアンダートーンの色です。 

左側のイエローアンダートーンの色には、どれも温かみのあるほんわかした印象が持てます。右側のブルーアンダートーンの色には、どれもクールでさわやかな印象が持てます。 

黄色に注目してみるとわかりやすいですが、ひとくちに黄色といっても、完熟したバナナのような、イエローアンダートーンのこっくりした黄色(左)もあれば、レモンのような酸味の感じられる、ブルーアンダートーンのさっぱりした黄色(右)もあるのです。 

同様に赤にも、鳥居に使われる朱色のような、温かみを感じるイエローアンダートーンの赤(左)もあれば、なんとなく冷たい感じがする、ワインレッドのようなブルーアンダートーンの赤(右)もあるわけです。 

「アンダートーン」を正確に見分けるのは難しいですが、暖かくほんわかした感じがするか、冷たくクールな感じがするかということに注目して、意識して同じ印象のある色を選ぶだけでも、イメージの統一された色同士をきちんと組み合わせることができるようになります。 

ファッションの印象を決定づけるものは、50%以上が色であるとも言われています。アンダートーンを意識して、ワンランク上のファッションセンスを身につけましょう。